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プジョー松本

住所長野県松本市平田東1-10-1
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TEL0263-50-5015

営業時間10:00-18:30

定休日毎週火曜日,第1・3水曜日
(ショールーム・サービス工場共通)

アクセス方法お車:
○塩尻北ICを降りて、国道19号線を松本方面へ進んで約2km先を右手へ。約1km程の左手にございます。
電車:
○篠ノ井線南松本駅下車。徒歩約5分。

スタッフブログ

タイヤの空気圧チェックランプが点灯したら…

[2020/07/12]
タイヤの空気圧チェックランプが点灯したら…
皆さま、こんにちは! セールスの板垣です!

最近の天気は、雨が降ったり止んだり…
霧のように降ったかと思えば、バケツを空にしたような土砂降り…。
全く読めない天候ですね。

そんな雨の降る中、運転していると…
「ピコン」
ん? なにかランプが付いた⁉
タイヤの空気圧チェックランプが点灯したら…
これは……
タイヤ空気圧の警告灯!
(デモカー 308の画像にてお送りいたします)

ついに出たか、と思いました。
特に雨天時、たま~にお客様からのお問い合わせがあります。
ほとんどの場合、異常がないことの場合が多いのですが……。

「なぜ異常がないのに点灯するの?」
「そもそも何のための警告なの?」

私自身が疑問に思ったため、お調べしたことをお伝えしてまいります。

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さて、この警告灯ですが、何のためについているのでしょう。
それは文字通り、「タイヤのパンクをドライバーに知らせるため」です。

そもそも、この機能は2007年にアメリカにて自動車への搭載が義務化されました。
タイヤの空気圧が低下したことによる事故が増加してきたことが要因です。
その後ヨーロッパの国々でも2012年には装備の義務化が決定。
欧州車はランフラットタイヤの装着率が高く、パンクに気づきづらいため、
必須の装備となりました。

ですので、プジョー車はエントリーモデルの208からフラグシップの508まで、
全車種にこの機能が搭載されているのですね。
(ランフラットタイヤは標準装備ではありませんが……)
輸入車はこういった細かい部分にお国柄が現れるので、面白いところです!

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「パンクをドライバーに知らせるため」についている機能ですが、
ではどうして"パンクしていないのに"警告灯がついたのでしょう。

それは、異常の検知方法にあります。

①直接空気圧をチェックする方法 と
②間接的に判断する方法があります。
プジョーの場合は後者のシステムなのですね。

まず、①直接空気圧をチェックする方法は、
エアバルブのタイヤ側にセンサーを取り付け、
タイヤ内部の空気圧や温度を直接検知できるようにしたものです。

こちらのタイプですと、非常に"高い精度"で空気圧を測れるため、
空気圧の変化や異常があるとすぐに分かります。
どちらかというと、高級車に搭載されていることが多く、
センサー自体の価格も"高価な傾向"があります。

プジョーでは、②間接的に判断する方法をとっております。

こちらは、実際の空気圧を見ているわけではなく、
下画像のような”車輪の回転数を計測するセンサー”を使って、
回転数の「変化」を見ているのです。
タイヤの空気圧チェックランプが点灯したら…
↑ 赤マル部分が回転数センサーです

正常な状態ならば、4輪の回転数はほぼ等しくなります。
しかし、パンクしたときはどうでしょう。
「あれ? 1輪だけ、回転数が早いぞ?」
パンクしたタイヤはしぼむので、外形が変わります。
他のクルマより外形が小さくなるので、回転数が早くなったように検知されます。
そうすると、このセンサーが信号を出し、タイヤ空気圧の警告灯が点灯するのですね。

そこで今回の件を考えてみましょう。
雨の中、私 板垣の運転していたクルマは、
何かの拍子に1輪だけスリップしたような状態になり、回転速度に異常が起きました。
雨でぬれた路面です、マンホールの上は滑りやすくなっています。
「ピコン!」
……ということが考えられます。

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とはいっても、実際にランプが点灯したら不安ですよね。
そんな時は、お近くのガソリンスタンド等で、
一度タイヤ空気圧をチェックしていただければと思います。
そこで異常がなければ、ひとまず安心です。
その後、またランプが点灯するようであったり、
不調感がおありの場合は、
お問い合わせいただければ幸いでございます。

また次のブログにて、タイヤ空気圧初期化の方法についてご案内してまいります。